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平成24年度特別展「杉戸宿~杉戸宿と百間領の村々」開催

[2016年11月28日]

ID:3530

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平成24年度特別展「杉戸宿~杉戸宿と百間領の村々」開催

郷土資料館では「特別展 杉戸宿~杉戸宿と百間領の村々」を開催しています。杉戸宿の成立や杉戸宿の内容(本陣・脇本陣・問屋場・名主・旅籠屋)、明治時代の杉戸宿、杉戸宿と助郷など、明治32年に東武鉄道の杉戸駅(東武動物公園駅)が開設され宿場として衰退していくまでの歴史や百間領との係わりについて展示されています。特別展を見た後に杉戸宿へ行くと、今まで気づくことのできなかった杉戸宿の面影を発見できますよ。特別展は12月24日(月)まで開催しています。

展示風景 その1

展示風景 その2

展示風景 その3
杉戸宿は18世紀中頃以降、上町・内蔵組・河原組で関根四郎兵衛(後に内蔵組の堀江安左衛門)が、中町・与左衛門組・舎人組で中町の長瀬清兵衛(後に舎人組の海老原市左衛門・三郎助)が、下町・雅楽組で下町の鈴木小左衛門が新町・上杉戸組で新町の渡辺長左衛門が名主を勤めていました。このように、杉戸宿は4組に分かれ、4人の名主がいました。

日光道中宿村大概帳 逓信総合博物館所蔵
本陣・脇本陣とも中町にあると記されています。本陣には玄関と門が、脇本陣には玄関がありました。

杉戸宿 浮世絵 埼玉県立歴史と民俗の博物館所蔵
この浮世絵の構図は杉戸宿入り口の清地村の弁天池です。池の中に小島が浮かび松が植えられています。
杉戸宿ではない場所が杉戸宿の浮世絵として描かれていることは非常に興味深いですね。
それほど、景観がすばらしかったといえます。
弁天池の場所は、現在の清地の近津神社東側一帯で、県営清地団地や産婦人科病院等の住宅が建ち並ぶ所です。
ちなみに、文政13年(1830)4月に杉戸宿へ泊まった渡辺崋山もこの弁天池で写生をしています。

杉戸宿本陣絵図 もりおか歴史文化館所蔵
左側の区画が本陣。右側の区画が長瀬家。
杉戸御本陣 可児七左衛門(畳屋伝七)と記されます。

杉戸宿町並図 杉戸堀江家文書
杉戸宿の宿場の家並みと杉戸宿全体(農村部含む)が描かれた絵図です(写真は宿場の家並みのアップ)。明治初頭に描かれたと推定されます。

日光道中杉戸町助郷帳 杉戸長瀬家文書

日光道中分限延絵図 杉戸宿本陣付近 (独)東京国立博物館
本陣を中央に東西に1軒ずつ脇本陣がありました。東側の脇本陣は旅籠屋の蔦屋権左衛門・吉兵衛です。西側の脇本陣は旅籠組合総代でもあった酒屋伝右衛門です。西端に高札場が確認できます。

屋敷間取り絵図 杉戸堀江家文書
この絵図は上町(河原組)の百姓市左衛門が弥惣次に屋敷を売り渡す時の屋敷・間取り図です。左が日光街道、右が南側用水です。うなぎの寝床ような間口7間の屋敷が分かります。

飯盛り女奉公人請け状 杉戸渡辺家文書
越後国蒲原郡引越村のきいは7年8ヶ月の年季、給金30両で杉戸宿の旅籠屋重右衛門方で飯盛り女として働くことになりました。

渡辺崋山が描いたと伝えられる扇(扇子?) 杉戸海老原家文書
中町・与左衛門組・舎人組の名主や本陣役を勤めた海老原市左衛門の本家に伝わる渡辺崋山が描いた扇です。バッタとナスが描かれています。
海老原市左衛門が本陣役を勤めていた文政13年(1830)4月13日に渡辺崋山は杉戸宿に泊まったことが、崋山の日記や本陣の宿泊帳で確認できます。

本陣 門
本陣の建物は門が唯一残るのみです。江戸時代後半本陣長瀬家は女世帯が2代続いたため、長瀬家の建物を借用し、別人が本陣役を勤めました。

脇本陣 酒屋伝右衛門宅跡
酒屋伝右衛門は旅籠組合惣代も勤めていました。脇本陣は通常は旅籠屋でした。

脇本陣 蔦屋権左衛門・吉兵衛宅跡
蔦屋吉兵衛は問屋役や本陣役も勤めていました。

問屋場跡 
明治時代初期には埼玉県第六区区務所にもなりました。明治9年には明治天皇がこの場所で休憩をとりました。

酒造業をしていた伊勢屋長兵衛(伊勢長)宅 平成15年頃

上町(河原組)から横町を望む。米穀店であった角穀。

高札場跡
杉戸宿の高札場は日光道中と関宿旧道との交わる角にありました。場所は上町の名主関根四郎兵衛宅内で間口23間半の内2間半が高札場でした。
高札場は現在の官報掲示板と同じです。

旅籠屋 釘屋跡
十返舎一九の滑稽本に『奥羽一覧道中膝栗毛』という本がありますが、そこに野次さんや喜多さんらが釘屋に泊まったと記されています。その時には娼妓4人が呼ばれたそうです。また、百間の『多少庵俳檀史』には釘屋に泊まっていた十返舎一九が飯盛り女はなの頭脳明晰ぶりに驚いたと記されています。

幕末の杉戸宿の家並み
右から新町(上杉戸組)、下町、中町、上町、河原組、横町(内蔵組、雅楽組、与左衛門組、舎人組)と並んでいました。日光道中を幸手方面に少し行くと九軒茶屋(現在の4号線と日光街道との接点付近)がありました。

杉戸宿の全てのことがわかる図録販売中 20P 200円 郵送でも買えます。

こちらは、第2回歴史ウォーク「杉戸宿を歩く」の参加者のブログです。
地図等もあり非常に分かりやすい杉戸宿歴史ウォークのブログです。

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