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あしあと

    08発掘された縄文の道具 2調理する道具

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2580

    土器

    煮炊きをしたり、クルミなどの木の実や水を貯めておいたり、お供え物を供えるなどさまざまな用途の土器がある。金原遺跡からは縄文時代約3,500年前を中心に約8,000年前の土器など古い土器も見つかっている。

    石皿

    石皿の写真

    トチの実やドングリなどの木の実を石皿の上にのせ、磨石で砕いたりですりつぶしたりするための台として使われた。他の遺跡では石皿の上に磨石が置かれた状態で発見された例もあり、石皿と磨石はセットで用いられた。金原遺跡ではほとんどが破片で発見されている。

    磨石・叩石

    磨石・叩石の写真
    石皿の上にのせたトチの実やドングリなどの木の実などを、たたいて粉々に砕くために敲石を使い、すりつぶすために磨石を使った。金原遺跡ではベンガラ(赤色顔料)が付着した磨石が発見されている。おそらく、遠くから運ばれてきたベンガラの原石をすりつぶしたものと考えられる。ベンガラは櫛や漆器に塗られた縄文漆の原材料としても用いられたものと考えられている。

    凹石

    石皿とほとんど同じように、木の実をで割ったりする時に台などとして使われた。くぼみに木の実を置いたと考えられる。凹みが多く、蜂の巣に似ていることから蜂の巣石とも呼ばれているものもある。

    蓋の写真
    どのように使われたか明らかではないが、おそらく現代と同様に煮炊きをするときに土器にかぶせて使われたと推定される。金原遺跡2号住居跡から発見されたものは、径が大きいのが特徴的である。

    石斧

    石斧の写真
    石を割って作られた打製石斧と磨いて作られた磨製石斧がある。柱などの木の加工などに使われた。一部の石斧は、現代のシャベルのように土を掘るためにも使われたようである。

    石匙

    つまみが付いた石器で、一般的に皮をなめすときやナイフのような用途として使われたと推定される。金原遺跡からは3点発見されている。

    お問い合わせ

    宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)

    電話: 0480-34-8882

    ファックス: 0480-32-5601

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