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あしあと

    08発掘された縄文の道具 1狩猟の道具

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2569

    現在、私たちは毎日の生活を送るためにさまざまな道具を使っている。縄文時代の人々も生活を支えるためにさまざまな道具を使っていた。しかし、ほとんど機械で作られている現代の道具に比べて、縄文時代は道具を作るための材料を集めたり、用途に合わせて自ら道具を加工し、時には材料を求め遠くの場所まで行ったようである。

    金原遺跡から多くの道具が発見されている。それらの道具から、縄文人達の暮らしぶりを考えてみよう。

    矢じり(石鏃)

    矢じり(石鏃)の写真
    遠く離れた所にいる動物を射止めるために弓矢が用いられていたが、その矢の先端に付けていた道具が矢じりである。遺跡からは数多く発見される道具のひとつで、金原遺跡でもさまざまな形をした矢じりが発見されている。ほとんどが黒曜石やチャートという石を加工して作られている。

    尖頭器(ポイント)

    尖頭器(ポイント)の写真

    動物を突き刺すために槍の先端に付けて使っていたようである。先土器時代から使われ始めたようであるが、金原遺跡から出土した3点は縄文時代草創期(約12.000年前)のものと考えられる。

    浮子

    海(沼)で魚などを取るために用いられた。軽石で作られている。上端部に小さな穴があけられている。

    土錘

    土錘の写真

    網を使って海(沼)で魚などをとる時に、おもりとして網の先端につけて、用いられた。両端に網の縄をかけるための切り込みが入っている。土器の破片を再利用して作られたものが多く、金原遺跡では住居跡からも出土している。

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    宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)

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