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あしあと

    04発掘された縄文土器

    • [初版公開日:]
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    • ID:2503

    金原遺跡では縄文時代早期(約8,000年前)から縄文時代後期(約3.500年前)にかけてのさまざまな模様をした土器が出土している。

    縄文時代早期撚糸文期(約8,000年前)の土器は撚った縄を木の棒などに巻き付け文様を施した。隣の前原遺跡では住居跡が発掘されているが、金原遺跡では土器の出土のみで、住居跡はまだ発掘されていない。土器が出土した場所は台地東側の前原遺跡対岸であるため前原遺跡と関係があると推定される。

    縄文時代早期条痕文期(約7,000年前)になると金原遺跡でも縄文人が生活をした住居跡や屋外で煮炊きを行った炉穴が発掘されている。この頃の土器はハイガイなどの貝殻の表面を使い土器の内外面を整形し、胎土に繊維を多量に含む。金原遺跡では台地南側のやや標高が高い所で集中して確認されている。

    縄文時代中期(約4,000年前)になると土器の厚みが増し、文様も派手になる。金原前遺跡では2軒の住居跡が発掘され多数の土器が出土したが、金原遺跡ではあまり出土していない。

    縄文時代後期(約3,500年前)になると金原遺跡で最もムラが大きかった時期で多量の土器が出土している。この頃の土器は、竹や木などの棒状の工具で文様を描く。また、その沈線間に縄文を施す土器もある。台地西側の住居跡や貯蔵穴などの土坑、方形柱穴列などが集中する地点から多量に出土している。金原遺跡出土土器の内、約8割がこの時期のものである。

    阿玉式土器の写真

    阿玉式土器
    約4,500年前

    加曽利E式土器の写真

    加曽利E式土器
    約4,500年前

    称名寺式土器の写真

    称名寺式土器
    約3,500年前

    堀之内式土器の写真

    堀之内式土器
    約3,500年前

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