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あしあと

    11笠原沼田んぼでの漁猟

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2408

    ホッコミとキリコミ

    ほっつけイラスト

    笠原沼田んぼでは10月末頃から漁場になります。江戸時代ここで捕れる貴重なタンパク源でした。ここでは、笠原沼田んぼで行われた漁猟について紹介します。
    ホッコミはオトシ(笠原沼落堀・中水道)からトンネルでつながる深さ10尺(約3m)位の穴で、オトシより深く掘り込まれており、フナや雷魚、ウナギ、ナマズ、イモリ、エビなどが捕れました。穴はほぼ垂直に掘られ、最深部には巣穴(横穴)が三方に掘られていました。巣穴の入口部には10cmセンチ程度の板が備えられ、土の流入を防いでいたようです。巣穴や縦穴には魚がたくさん入るよう多量の枝が入れられていました。穴上にはセゴイタが乗せられ、その上に30cm位ノロアゲの泥を乗せ、稲を植えました。
    ホッコミでの魚の捕り方はまず、ツキヤスやヨツデ、カキサデで魚を追い込んでから、トンネル入口の板間にノロを入れ逃げられないようにし、ホッコミの枝を除去し、ウッツリで水を抜き、魚を捕りました。
    キリコミはオトシから田んぼ側に入り込んだ短い堀や、串歯状の堀(クリーク)の一部区間に造られた魚などを捕るための施設です。ホッコミとの違いは天井がなく、施設的に大きいことです。

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