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あしあと

    古文書調査と整理の方法

    • [初版公開日:]
    • [更新日:]
    • ID:2374

    宮代町郷土資料館は、発見した古文書等を調査・整理・保存をし、町民の皆さんへ公開すると共に町民共有の歴史遺産である古文書を後世に伝える機関です。そして、古文書から得られた情報で宮代町の歴史を解明するよう目指しています。ここでは、発見された古文書がどのように、郷土資料館で整理され町史資料・文化財報告書の刊行や展示に至ったか見てみましょう。

    古文書調査と整理の方法

    1. 各村の名主や組頭などを既存の古文書群から洗い出し、各村ごとに村役人リストを作成します。はじめは、幕末名主のお宅をあたることが重要です。
    2. 古文書があると推定される元の名主や組頭の家に伺い、古文書の所在確認をします。1度で古文書が見つかることはまずありません。頻繁に各家に通い、信頼してもらうことが大事です。
    3. 古文書が見つかったら、むやみやたらに古文書を動かさず、蔵や母屋の場所の図を作成し、古文書の所在場所に所在番号を付し、記録(実測図・写真・ビデオ)をとりながら、1点1点丁寧に取り上げます。
    4. 郷土資料館に戻り、刷毛などでホコリを払い、古文書を1点ずつ中性紙の封筒に入れ文書番号をつけます。なお、古文書に枝番を付けることもあります。この時、所在番号を参考に本来同一で分かれてしまったものは元に戻すようにします。所在番号も中性紙の封筒に記載します。
    5. 目打ち等で古文書を少しずつ丁寧に開き刷毛でほこりをとります。
    6. 痛みの激しい古文書を美濃紙やでんぷんのりを使い補修します。
    7. 古文書の内容を把握し表題をつけます。
    8. カード化し目録を作成します。解読が必要な古文書については、筆写作業を行います。筆写作業を行うことにより、当時の村の歴史が解明されます。
    9. マイクロフィルム等で撮影並びに目録や調査報告書を刊行し記録保存します。目録はパソコン等に入力し簡易に検索ができるようにしておきます。
    刷毛でホコリを払うようす

    刷毛でホコリを払う。

    表題作成のようす

    表題作成

    古文書筆写作業のようす

    古文書筆写作業(CHから)

    古文書筆写作業のようす

    古文書筆写作業(古文書から)

    お問い合わせ

    宮代町役場教育推進課文化財保護担当(郷土資料館)

    電話: 0480-34-8882

    ファックス: 0480-32-5601

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