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第4回 新潟中越地震の現場に学ぶ 日頃の備えと自主防災組織の重要性

[2016年11月30日]

ID:447

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日赤部隊長が見た新潟中越地震の現場

平成16年10月23日の夕刻、新潟中越地震が発生しました。震源地となった新潟県では、最大震度7を記録し、その後も震度5以上の余震が十数回観測され、各地に大きな被害が発生しました。
姫宮在住の稲山實さんは、日本赤十字社埼玉県支部の第一部隊の責任者として、一昨年11月に震源地である川口町へ派遣され、全国から駆けつけたボランティアの支援、必要な看護師や薬の手配などを行いました。当時を振り返り、稲山さんは現場の様子を次のように語ってくれました。「私達が到着した時、現地には約1300人のボランティアがいましたが、用意された仮設トイレはたったの3基だけでした。そのため、夜中まで長蛇の列ができていました」。稲山さんはこの他にも、体育館や学校の渡り廊下、車の中で寝泊まりしている光景なども多く目にしましたが、さらに過酷な状況もあったそうです。「何日も雨が降り続く状況で、屋根がある場所に避難できた人はまだ良い方です。校庭や河川敷にテントを張り避難生活を送る人も多く、ボランティアもテントや物資置場の空きスペースで寝泊まりしていました」。そのため、疲労や睡眠不足から体調を崩す人が多く、ボランティアのための救護所の設置や運営も稲山さん達の重要な任務となっていました。また、被災地の状況は、テレビなどで頻繁に伝えられましたが、実際の現場では、放送できないほど無惨な状況も多かったとのことです。災害時の避難場所の環境改善やボランティアの受け入れ体制の整備が、今後の課題の一つであると言えるでしょう。

地震の状況を説明する稲山さんの写真

新潟中越地震の現場の状況を町職員に説明する稲山さん(写真右)

素早い状況把握と情報伝達が救援活動の成否を左右する

大規模な災害が発生した場合、町だけでは救助や復旧には十分対応できません。自衛隊に救助を求めるなど、支援の規模も大きくなります。そのような場合、正確な状況の把握と素早い情報伝達が、救援活動の重要なポイントとなります。稲山さんは、「電話も使えないような状況の中で、正確な情報をいかに早く収集し、救援する側に発信できるかが重要です。被害の情報がなければ、救援活動にも取りかかれませんし、一秒でも早い情報の伝達が、その後の活動の成否を左右するんです」と話してくれました。

空き地に設置された避難用のテントの写真

空き地に設置された避難用のテント

救援物資置場に集るボランティアの皆さんの写真

救援物資置場に集るボランティアの皆さん

地域のネットワークと日頃の備えが被害の拡大を防ぐ

災害発生後の救助や復旧に素早くとりかかり、被害を最小限に食い止めるには、私達一人ひとりが、いかに自分を守り、冷静に状況を判断し、救援活動に参加できるかどうかにかかっています。
稲山さんは、日頃の備えと地域のネットワークづくりの大切さを、次のように語ってくれました。「今回の新潟中越地震の現場を見て感じたことです。災害現場では、全員が被災者です。そこで自分を守れるのは、自分しかいない。一人ひとりが、その点を自覚して防災に関心を持ち、行動することが大切です。例えば、自宅の懐中電灯の確認をする。誰でもできることだと思います。そういう小さな行動の積み重ねが、防災の原点なんです。また、自主防災組織を設置するなど、地域全体で防災に取り組むことも重要ですし、地域間の交流も、防災活動の質を高めるためにも大変意味のあることです。防災に関心があるけれども、何から始めれば良いのか分からないのであれば、役場に相談してみるのも一つの方法ですね」。

災害や犯罪は時と場所を選びません。安心・安全な暮らしを守る活動を応援するため、町では、防災・防犯活動に関する皆さんからの相談を受け付けています。いざと言う時、自分を、家族を守るため、自主防災、自主防犯の取り組みを始めてみませんか。

自主防災、自主防犯組織の活動に対する町の補助制度があります。

お問い合わせ

宮代町役場町民生活課生活安全担当

電話: 0480-34-1111(代表)内線276、277、278(2階15番窓口)

ファックス: 0480-34-1093

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